衆院議長を務める細田博之氏。
2023年1月現在は78歳とかなり高齢。
そして、2022年中には、
- セクハラ発言問題
- 旧統一教会との関係を巡る問題
などで世間の声はかなり厳しいですが、引退の意向を表明していません。
なぜ、ここまで頑なに政界から引退しないのか。
今回は、細田博之議長はなぜ引退しないのか。
その理由についてメディアの情報を元に考察&まとめてみましたので、ご紹介します。
細田博之議長は引退せず次期衆院選へ立候補の意向
2023年1月28日。
細田博之議長が次期衆院選へ出馬する意向を固めたと報道がありました。
先述した通り、細田博之議長は2022年中に多くの問題が浮上。
世間から多くの批判を受けています。
そのため、自民関係者からも
「次期衆院選へは出馬しないと思っていた」
と言われるほど。
ただ、県内の自民関係者の一人は「次はさすがに出られないと思っていた」と嘆息する。昨年来、説明責任が求められる事案が次々と浮上したからだ。
出典元:山陰中央新報デジタル
高齢でもあることを考慮するなら。
このタイミングで政界を引退するのが一番良かったのではないか?と誰もが思うはず。
にも関わらず、引退しなかったのはなぜなのか。
考えられるのは、後継者選びに難航しているという可能性です。
細田博之議長が引退しないのは後継者選びに難航している説
後継者選びで難航して引退しないと考える理由は以下の2つ。
- 世襲する可能性が低い
- メディアでも後継者が誰か報道されていない
- 後継者がいないと『空白区』ができてしまう
世襲する可能性が低い
日本の政治家の場合、政界引退時には親族に地盤を引き継がせる世襲が多いです。
実際、2022年12月には前防衛大臣・岸信夫氏が引退表明。
後継者として、秘書を務める長男・信千世氏を指名していました。
次の衆院選は信千世に譲りたい」と体調悪化を理由に事実上、今期限りでの引退を伝え、長男で秘書の信千世氏を後継者に指名したことが報じられた。
出典元:NEWSポストセブン
細田博之議長の場合、息子と娘、それぞれ一人ずついることが判明しています。
ただ、
- 年齢
- 職業
- 経歴
といったその他の詳細は一切分からないのです。
もし、細田博之議長が息子・娘のどちらかに世襲させる場合。
岸信夫氏の長男・信千世氏のように、現時点で秘書などの政治活動に携わっていてもおかしくないと思うのです。
細田博之議長が現在78歳であることを加味すると、お子さん達は40~50歳頃。
ですが、2023年1月現在でも、
- 息子が秘書を務めている
- 娘が政治活動をしている
といった報道・情報は一切ありません。
となると、息子さん、娘さんともに政治家になる気は一切ないのではないか?と。
ですから、それを踏まえるなら、細田博之議長が世襲で引き継がせる可能性はかなり低いと考えます。
メディアでも後継者が誰か報道されていない
他に後継者候補がいるのか?というと、2023年現在でも候補者は出てきていません。
これまでのメディアの報道でも、『細田博之議長の後継者は○○』といった情報は一切なし。
それどころか、
(細田博之議長の)後任選びは話題に上がっていない
と書かれているほど。
前回選時に高齢化を指摘する声があった一方、自民内には「現職優先」の慣習があり、本人が続投に意欲を示す中で具体的な後任選びは話題に上っていない。
出典元:山陰中央新報デジタル
ですから、2023年現在、自民党内からも具体的な後継者が出てきていない可能性が高いです。
後継者がいないと地盤を誰も引き継げない
これまでの情報から、後継者が決まっていないことが分かりました。
では、後継者がいないとどうなるのか。
結論から言うと、今まで守ってきた地盤を誰も引き継げなくなります。
そしてその結果、公認候補不在の『空白区』ができてしまうのです。
そうなると、
- 自民党から出馬する人がいない
- 自民党への投票先がない
- 守ってきた地盤を他の政党に渡すことになる
という自民党からすれば最悪の結果になります。
ですから、空白区ができないように後継者を選ぶのは必須。
実際、2021年に自民党内から多くの離党・引退表明があった際は、後継者選びで必死になっていました。
自民党内では所属衆院議員の不祥事に伴う離党やベテランの引退表明などが相次ぎ、後継者選びが急務になっている。秋までに行われる解散・総選挙に向け、公認候補不在の「空白区」の少なさを理由に消極的だった女性候補擁立を加速する環境は整った形だが、ジェンダーギャップ(男女格差)解消に向けた動きは鈍い。
出典元:東京新聞 TOKYO Web
なので、細田博之議長が引退する時は、地盤を引き継ぐための後継者選びは必須事項。
しかし、恐らく2023年現在は後継者選びが全く進んでない。
そのため、細田博之議長は政界を引退せず、次期衆院選へ出馬する意向を固めたのではないか?と予想します。
細田博之議長はなぜ引退しないのかまとめ
今回は、細田博之議長がなぜ引退しないのか、その理由について情報をまとめた上で考察してみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
- 息子・娘がいるが、政治活動の話が全くないため、世襲で引き継ぐ可能性は低い
- 自民党内からも具体的な後継者が出てきていない可能性が高い
- 現時点で後継者がいないため、空白区を出さないために引退せず、次期衆院選へ出馬する意向を固めたと考える