日本の女子プロゴルファー・勝みなみさん。
ご家族の支えにより、プロゴルファーとして成功したといいますが、ご家族はどんな方達なのか。
勝みなみさんの父親・母親(両親)や祖父など、家族に関してまとめてみましたので、ご紹介します。
勝みなみさんの父親について
お父様の名前は、勝秀樹さんといいます。
ご職業は、鹿児島市内の小学校で教師を務めているとのこと。
勝みなみさんの父親エピソード①
鹿児島に住んでいる父・秀樹さん。
勝みなみさんが出場する試合には、例え遠くても応援に駆け付けるようにしているんだとか!
ただ、2014年4月から5年間は、鹿児島県の最南端の与論島に赴任。
そのため、その5年間に何度か優勝をしていた勝みなみさんの姿を見ることはできなかったとのこと。
しかし、2019年の『パナソニックレディース』の際は、なんとか時間を作って会場で観戦。
そして、勝みなみさんの優勝を間近で見ることができたのです。
勝みなみさんの父親エピソード②
2018年秋頃、勝みなみさんは不調で予選落ちが続いていました。
そんな時、普段連絡を取らない父・秀樹さんに電話をかけ、
「最近うまくいかなくて、つらい…。」
と相談したといいます。
それに対して、父・秀樹さんは、
「初心に戻って、周りの人のアドバイスをちゃんと聞いて頑張りな」
と助言。
すると、この助言でスランプから立ち直ることに成功。
そして、2018年11月、プロ初優勝をしたのです!

勝みなみさんの母親はどんな人?
お母様の名前は、勝久美さんといいます。
元々は小学校の教師を務めていた方でした。
しかし、2014年に教師を退職。
その理由は、勝みなみさんのプロゴルファーになる夢を支えるため。
この当時のことに対して、母・久美さんは以下のコメントをしています。
母・久美さん(51)はプロゴルファーになる夢を全面的に支えた。14年の初優勝の2週間前に、教師として勤めていた小学校を退職。「お金のこととかいろいろ考えました。まだ海の物とも山の物ともいえないのに。でも本人の意思も固かったし、だったら自分も中途半端はよくない」と、1年間考え抜いた末の決断だった。
引用元:ゴルフダイジェスト・オンライン

しかし、アマチュア時代の勝みなみさんを支えるのは、かなり過酷だったんです。
母・久美さんの苦労エピソード
2014年、15歳という史上最年少で優勝した勝みなみさん。
しかし、高校生活を優先するため、プロ転向はしませんでした。
ゴルフツアーの賞金を受け取る条件は、プロに転向すること。
ですから、勝みなみさんの場合、ツアーに参戦しても賞金が受け取れず、母・久美さんはかなり苦労したとのこと。
母・久美さんが一番苦労したのが、経済的な負担が多かったこと。
その内容としては、次の通り。
- 1大会30万円以上の出費
- 1週間で1ヶ月分の給料がなくなるレベル
- 高校入学から2年間で使った費用は1000万円超え

あまりの出費の多さに頭を抱えた母・久美さん。
この苦しい状況の中、節約のために次のことをしたといいます。
- 毎週末、全国で行われるツアーには、母・久美さんが自ら車を運転。
- キャディさんを雇うと1試合5万くらいかかるため、母・久美さん自身がキャディに挑戦。
しかし、これらの節約をしても、退職金が尽きたんだとか…。
そのため、最終的には、父・秀樹さんから借金をして、なんとか乗り切ったとのこと。
このように、母・久美さんが何年も支え続けてくれたおかげで、今の勝みなみさんの地位があるといえます。
ちなみに、経済的に苦しかった当時について、母・久美さんは以下のことを話していました。
「1週間で1ヶ月分の給料が吹っ飛ぶくらいの額を使っていってた」と振り返った久美さんは「途中で不安になり始めて、考えて夜も眠れなくなって、ちょっと涙が止まらなくなった」と苦笑い。
引用元:ライブドアニュース

勝みなみさんの祖父について
祖父の名前は、市来龍作さんといいます。
実は、勝みなみさんがゴルフを始めたのは、祖父・龍作さんがきっかけなんです!
「孫と一緒にゴルフをやりたい」
と思い、6歳の勝みなみさんにゴルフクラブを与えたんだとか。
最初は、祖父・龍作さんがコーチのような存在で、
「クラブを放り投げるぐらい、思い切り振りなさい」
と教えていたといいます。
そして、勝みなみさんの今現在のスイングは、祖父と相談しながら独自に研究し、あみ出したというから驚きです。
当時のことを振り返って、祖父・龍作さんはこう語っています。
「最初は孫とじいちゃんの遊びだったんだけど、こんなにうまくなるとは思わなかったです。でも半年で私と同じぐらいうまくなった」。2万5000円のジュニア用クラブセットを買い与え、2人で遊びながらゴルフを覚えた。「私はゴルフのプロじゃないし、なんにも知らない。ただ、可愛がるだけでした。難しいことは教えていない」と当時を懐かしんだ。
引用元:ゴルフダイジェスト・オンライン
ゴルフのプロでもない祖父と遊んでいたら、いつの間にかプロゴルファー。
これは、勝みなみさんにゴルフの才能があったとしか思えませんね!
勝みなみさんの家族まとめ
今回は、勝みなみさんの両親・祖父など、ご家族についてまとめてみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
- 父親は、鹿児島市内の小学校で教師を務めている
- 父親の助言によってスランプから立ち直り、プロ初優勝をしたことがある
- 母親も教師を務めていたが、娘の夢のために退職。
- 娘・みなみさんのアマチュア時代をサポートしていたが、経済的な負担がかなり多く、不安から夜も眠れないほどだった。
- 勝みなみさんがゴルフを始めたのは、祖父がゴルフクラブを与えたのがきっかけ。
勝みなみさんの今があるのは、お母様がいたからこそだといえます。
そんな偉大なお母様には、これからはゆっくりと休んでもらいたいものです。