野球の世界一決定戦『WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)』。
WBCでの日本の試合は、午後7時(19時)に開始と、なぜか遅め。
日本プロ野球の場合、午後6時~6時半には開始されますが、なぜ30分~1時間も遅れているのか。
今回は、WBCの日本の試合が午後7時(19時)に開始される理由についてまとめてみましたので、ご紹介します。
WBCはなぜ7時(19時)に開始されるのか?
環境整備が理由とは考えられない
ネット上には、
午後7時(19時)に開始されるのは、売店の準備・グラウンドの整備に時間がかかっているのでは?
という声がありました。
ただ、この可能性は低いと考えます。
その理由は、WBC第1回~第4回大会までの日本の試合開始時間です。
これまでの第一ラウンドの試合時間をwikiで調べてみると、以下の情報が載っていました。
大会名 | 日本試合の開始時間 |
第1回大会(2006年) | 18:30、18:00 |
第2回大会(2009年) | 19:00、18:30 |
第3回大会(2013年) | 19:00、19:00 |
第4回大会(2017年) | 19:00、19:00 |
見て分かる通り、第1回~第2回大会の頃は、18時台で試合開始をしていたのです。
しかし、なぜかWBC第3回大会からは18時台の試合開始が一切なし。
第一ラウンド試合2戦とも19時からの開始になっているのです。
もし、売店の準備・グラウンドの整備で多めに時間を取りたいために19時開始だった場合。
第1回大会から、19時開始になっているのではないでしょうか。
となると、環境整備や準備以外の要素から開始時間を変えたという可能性があります。
7時(19時)開始は観客の退社時間を意識している説
まず、観客の仕事が終わる時間を意識しているという可能性があります。
『エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ』のアンケートによれば、会社員の退社時間で最も多いのは『6時(18時)』。
そして、次に多いのは『5時(17時)』という結果が出ていました。
「ふだん仕事は何時頃に終わるか」を質問すると、「6時」(37.9%)が最も多かった。以降「5時」(22.4%)、「7時」(16.8%)、「5時以降」(10.4%)となり、全体の87.5%が「7時」までに退社している
出典元:マイナビニュース
つまり、日本プロ野球と同じ18時に開始にした場合。
試合を最初から見れない人が多数出るということになります。
となると、WBCを見たい会社員の方々からは、
最初から観たいから、もうちょっと開始時間遅くにやって!
という不満の声が出る可能性があります。
ですから、そんな観客(会社員)の不満を抑えるために、開始時間を7時(19時)に設定したという可能性は有り得ます。
WBCが7時(19時)に開始する理由考察まとめ
今回は、WBCの日本試合が7時(19時)から開始する理由について考察してみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
- 第1回~第4回大会までの日本の試合開始時間から、売店の準備・グラウンドの整備が関係しているとは考えにくい
- 会社員の退社時間で一番多いのが6時(18時)という情報から、観客(会社員)のことを考えて時間を合わせている可能性がある
ちなみに、WBCは日本が開催地になることが多いですか、その理由は知っていますか?
その詳細については、以下の記事で情報をまとめていますので、良ければご覧ください。