『第5回WBC』に参加している侍ジャパン。
WBCの試合中、選手がヒットを打った後にコショウをひくようなポーズ、
- 『ペッパーミルポーズ』
- 『ペッパーグラインダー』
と呼ばれるパフォーマンスをすることが多いですが、どんな意味があるのか?
今回は、WBCで侍ジャパンが行う『ペッパーミルポーズ(ペッパーグラインダー)』について、
- ペッパーミルポーズを試合中に行う意味
- なぜペッパーミルポーズが流行ったのか?
などを中心に情報をまとめてみました。
WBCペッパーミルポーズ(ペッパーグラインダー)の意味
結論から言うと、ペッパーミルポーズには『こつこつ粘り抜いて戦おう』という意味があります。
そして、このポーズと意味の発祥はヌートバー選手が所属するチーム『セントルイス・カージナルス』なんです。
カージナルスが苦戦していた2022年の夏頃。
捕手であるアンドルー・キズナー選手が、
「We are grinding.(こつこつ粘り抜こう)」
とチームメイトに対して鼓舞したといいます。
そして、この発言が発端となり、
- grindの意味①:(コショウなどを)ひく、粉にする
- grindの意味②:こつこつ粘り抜く
といった言葉の複数の意味から、試合中にヒットが生まれた時はベンチやコショウをひく動きがスタート。
- ペッパーミルポーズ
- ペッパーグラインダー
といった複数の呼び名が付けられたパフォーマンスと、こつこつ粘り抜く!という意味が生まれたのです。
WBCペッパーミルポーズはなぜ流行った?
元々はセントルイス・カージナルスで生まれたペッパーミルポーズ。
なぜ、WBCの侍ジャパンで流行るようになったのか?
そのきっかけは、今一番注目されているヌートバー選手でした。
元々ポーズを広めていたのはヌートバー選手
先述したように、ポーズの発端はカージナルス所属のキズナー選手の発言からでした。
ただ、ペッパーミルポーズ(ペッパーグラインダー)を広めたのはラーズ・ヌートバー選手なんです。
2022年のシーズン中には、好プレーが出ると、ヌートバー選手が中心となって、ガシュガシュとペッパーミルポーズ。
2022年9月頃には、カージナルスのベンチに本物のペッパーミルが置かれるほど!
そしてそれ以降は、試合中にヌートバー選手が本物のペッパーミルを回し、チーム内やファンを盛り上げ。
カージナルスでペッパーミルポーズが定着したのです。
日本で流行ったきっかけは大谷選手の一言
日本(侍ジャパン)で流行ったきっかけを作ったのは、実は大谷翔平選手。
元々、ヒットや好プレーが出た際は何かしらのお祝いをしたかったというヌートバー選手。
しかし、何をすればいいのかわからなかったのだとか。
ですがそんな時、大谷翔平選手が、
なんでもいいから最初にやってくれれば、それでいこう
とヌートバー選手を後押し。
その一言がきっかけで、ヌートバー選手がヒットを出した際にペッパーミルポーズを披露したといいます。
ヌートバーが「僕たちはヒットを打った時にちょっとしたお祝いをしたかった。でも何をしていいのか分からなかったのですが、彼(大谷)が『なんでもいいから最初にやってくれれば、それでいこう』と言ってくれたので、僕が初回にヒットで出た時にペッパーグラインダー(ミル)を出したんです」と、大谷の後押しで披露したことを明かした。
出典元:デイリースポーツonline
それからは、侍ジャパンにも徐々に浸透していき、2023年3月6日の強化試合では、
- 大谷翔平選手がダイヤモンド1周中にペッパーミルポーズ
- 吉田正尚選手が2塁打を放った後、2塁ベース上でペッパーミルポーズ
といった感じで、ペッパーミルポーズ(ペッパーグラインダー)が流行っていったとのこと。
そして、これを見たファン達も、
これは侍ジャパンの公式ポーズに認定!
とさらに大盛り上がりし、拡散。
日本中で流行っていったという訳です。
WBCペッパーミルポーズの意味&流行の経緯まとめ
今回は、WBCで侍ジャパンが行う『ペッパーミルポーズ(ペッパーグラインダー)』の意味と流行った経緯についてまとめてみました。
以下、今回の簡単なまとめになります。
- 意味は『こつこつ粘り抜いて戦おう』
- ペッパーミルポーズを広めたのはラーズ・ヌートバー選手
- 大谷翔平選手の一言により、日本(侍ジャパン)でも流行るようになった
ちなみに、日本はWBCの開催国のひとつになっていますが、なぜ日本が開催国になっているか知っていますか?
日本画開催国になっている理由については、下記の記事で考察&まとめていますので、良ければご覧ください。